小学生で歯並びが悪いのに経過を見ると抜歯になる?

    投稿日:2016年8月18日 | 最終更新日:2020年12月9日

     小学生|歯並び もう少し様子をみましょう!

    歯を抜かれる女性の画像

    この言葉は「将来矯正をする前に歯を抜きましょう」とほぼ同じ意味です。

    幼稚園、保育園、小学生で矯正相談をして「もう少し経過を見ましょう」と言われたら要注意。(3歳以下を除く)
    そのまま経過を見ると、ほとんどが抜歯する矯正になるようです。
    多くのケースで抜歯をして綺麗に並べる先生も多いようで、抜歯矯正が得意な先生は抜く時期まで待つときに「もう少し経過を見ましょう」という単語を使われることが多いようです。

    乳歯列期から永久歯への生えかわりは十分な観察が必要です。生えかわりのタイミングが悪いだけで歯列不正を起こす可能性があります。
    舌の癖で歯並びが悪くなるだけでなく、上顎前突となり顎の骨自体が前に出てきます。
    成長期に早期に対応が必要です。トレーニングのみで、舌の機能訓練のみ装置装着なしで治る場合も中にはあります。
    反対咬合も治療に最適な時期があります、顎の状態と歯の生え方の両方を診断する必要があります。

    できるだけムダに歯は抜かない方がいいです。
    「大串歯科医院では、原則歯は抜かずに計画を立てます」

    ヒント

    早めに対応すれば抜かずに済むケースがほとんどです。

    歯を抜きたくないとお考えの方は早めにご相談下さい。
    子どもの場合は成長発育を利用した早期の矯正治療の開始が重要です。
    「歯を抜く必要がある」と言われた方、抜歯をしてしまう前に一度当院の無料相談にお越しください。

    歯を抜かない、当院ではその努力を惜しみません。


    *治療ができない症例もございますのでカウンセリングは無料とさせて頂いております。
    *歯を抜くことにより、より良い見映え・噛み合わせが実現できるケースもあります。
    「8020(ハチマルニイマル)運動」をご存知でしょうか?
    「80歳になっても20本以上自分の歯を保とう(厚生省の提唱)」という運動になり、20本以上の歯があれば食生活にほぼ満足することができると言われています。
    永久歯は全部で28本(親知らず除く)となりますが、抜歯矯正の場合、小臼歯を4本抜くケースが多いです。そうなりますと既に24本だけとなってしまいますので、
    できる限り健康な歯は残したいところです。
    また、健康な歯を抜くことが心理的障壁となって、矯正治療になかなか踏み出せない方も数多くいると思います。
    例外も多いですが、簡単に歯を抜きましょうと提案できる感性は矯正歯科医独特のようだと思います。
    一般歯科医師は日常から出来るだけ1本でも多く残そうと努力・工夫してますので、健康な歯を抜くことに抵抗が強いです。

    笑顔の女性

    非抜歯矯正の3つの解決法

    顎の大きさや歯並びの状態にもよりますが、歯を抜かずに歯並びを整えることも可能です。では、どのようにして抜歯を行うことなく、歯を並べるスペースを確保するのでしょうか。以下にて3つの方法をご紹介します。

    奥歯を後ろに移動させる

    いま生えている奥歯を後方移動させることで、歯が移動できるスペースを作り出します。
    ただし、親知らずが生えている場合は適用外。歯の移動の障害となるので、必要の無い親知らずの抜歯が必要となります。

    歯列の幅を広げる

    歯が生えている歯列の幅(V字型)が狭い場合、矯正装置などにより歯列の幅を広げることで歯を並べるスペースを確保します。

    歯の表面を薄く削る

    歯の表面のエナメル質の表面をわずかに削って隙間を作る方法です。「ディスキング」「IPR」とも呼ばれています。

    矯正治療の抜歯・非抜歯 まとめ

    なるべくなら歯を抜きたくない、抜歯は怖いし痛そう、歯を抜いて後々後悔するのでは、などが皆さんの本音ではないでしょうか。
    歯は一生の財産。なるべく健康な歯を残したいのは多くの歯医者も同じです。

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